大学卒業後、就職した会社の社長は、非常に贅沢なことをする人たった。会社の規模から言えば、そのような贅沢はできないというようなことを平気でやっていた。そんな社長に対して、仲間や先輩は「自分だけいい思いをしている」と悪口を言っていた。そういった社長に対する悪口を聞くたびに、わたしは「いいじゃないか」と思っていた。どんどん社長には、贅沢をさせてやればいい。自分が社長になった時、あんなこともできないようならば、勤めている価値がないではないか。この会社の社長になれば、このくらいの贅沢ができるという意味でも、大いに贅沢させてやればいい。それだけ俺たちも稼げばいいじゃないか、と思っていた。このように、発想の原点が、他の社員とは、全く異なっていた。その後、駐車場管理会社であるパーク24の前身となる会社を設立するのだが、会社が小さかった頃でも期末会議というのは、全部海外で実施していた。ハワイの超一流ホテルの絶好の場所で会議をするのだ。一週間のうち、会議は一目だけで、あとは遊ぶ。会社が大きくなったら、こんなことはいつだってできる。また来年もここで期末会議をやろう。そんなことだけでも社貝のやる気は述ってくる。逆に言えば、社員が自社に対して夢を持てないような会社はダメである。社長や上司をみて、出世してもあれだけの給料しかもらえないのか、あの年齢になつても体を壊すほどの激務を続けなければいけないのか、あんなことしかできないのか、なんてことを思わせるようでは、若い社員のやる気がなくなるのも当然だ。
[参考]
今後の駐車場ビジネス