誰が国際競争をしかけたのだろうか。技術開発競争米国・欧州・日本を中心とした世界の技術開発競争、戦略はどのような展開をたどることになるのであろうか。その背景として、世界及び先進国における自動車を取り巻く社会ニーズの変化と、それに適合した商品開発競争の歴史的分析が重要である。世界競争を激変させた過去の事例としてつぎの二つに注目している。第一は一九七九年に起こった第二次石油危機の局面である。第一次石油危機(七三年)についで原油価格が高騰したことから、燃費効率のよい車を求めて世界の競争は激化した。特に焦点の市場は米国であり、戦略車種は日本の小型車(サブコンパクトカー)が中心的役割を占めた。当時の米国市場は、いわゆるアメ車と呼ばれるガソリンをがぶ飲みするような車が中心であった。
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