敗者にならないために何をすべきか

2011-11-12

敗者保険会社の特徴を払拭していくためには、トップダウンで積極的かつスピーディーに会社を変えていくことが必要である。その際には、経営トップの役割がますます大きくなる。特に、従来やってきたことをやめるという判断は、下から持ち上げていくような意思決定の仕組みのなかではまず生まれない。「やめる」と言えるのはトップであり、トップがそれを決断し、実行しなければならない。そうした判断をするにあたっては、第一に、どちらの方向をめざし、それ以外のことを止めるか、という戦略的ポジショニングをはっきり設定することが必要である。もし、自社の強みとして、商品開発力を生かそうというのであれば、販売チャネルの部分は思いきって削減する。ダイレクト販売に特化して既存の販売網はやめる、というぐらいの決断が必要である。逆に、販売に特化するということであれば、商品の供給については自前にこだわることはない。自分がもっている顧客ベースをどれだけ維持できるかという観点に注力して、商品は外から取り込んできてもよい。このどちらのポジショニングを取るのかを決断しなければならない。従来やってきたことをやめる決断をする際に必要な第二の点は、勝者の戦略パターンで説明したイノベーター、コンソリデーター、オプティマイザーのうち、どのタイプを自分たちはめざすかをはっきりさせることである。オプティマイザーをめざす場合には、どういう特徴をもったオプティマイザーか、ということまで規定しなければならない。

[参考情報}
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