バストの病気の多くには、ガンと似たようなしこりができます。その多くは良性のもので治療も難しいものではありません。ただガンと間違いやすく、区別が難しいので、しこりを見つけたり、何かバストに変わった症状があったら、早めに専門医に相談することをおすすめします。主なバストの病気には次のようなものがあります。「乳腺炎」とくに授乳初期に多い病気です。症状は、寒気や震えが出て発熱し、乳房が赤く腫れて痛みます。原因は、乳腺に細菌が入り込んで炎症を起こすためですが、細菌に感染していなくても、乳管の開きが悪くて母乳が詰まり、炎症を起こしたような状態になることがあります。どちらの場合でも、授乳時に残った母乳をしぼりきることで予防できます。母乳をためないように清潔を心がけましょう。また、母乳に膿みが混じることもありますので、そうなったら授乳を中止してください。授乳期に起きるこのような乳腺炎は「急性乳腺炎」と呼ばれていますが、炎症を完全に治さないと、慢性に移行することがあります。授乳期だけでなく、閉経前後に乳腺炎が起こって慢性化することもあります。この場合は痛みや腫れはなく、しこりだけができるため、乳ガンとの区別が難しいので、専門医に診てもらってください。