中学受験生だけを対象とした塾を中学受験専門塾、それ以外の生徒も対象とする塾を総合塾とよびます。ただし、これは担当講師を基準に考えてください。『○○塾』『○○塾□□教室』として小中学生の補習クラスや高校受験クラスを併設していても、中学受験クラスを担当する講師がこれらを兼任していなければ中学受験専門塾になります。塾を経営する立場から考えると、中学受験専門塾より総合塾のほうが断然効率的です。中学受験専門塾は受験志望の小学校高学年生が対象ですから需要はかぎられますが、補習クラスや中学生クラスを併設すれば対象とする生徒が拡大するので増収が見込めます。また対象生徒を拡大することで教室や設備も有効に活用できます。たとえば「早い時間帯→小学生、遅い時間帯→中学生」とすれば同じ教室維持経費で増収が図れるわけで、学習塾が幼児向け英会話教室や成人向けパソコン教室などを設置するのもこのためです。そして総合塾の最大の利点は労務効率がよいことです。一人の講師に複数の学年やクラスを担当させれば、生徒一人あたりの人件費が節約できます。しかし受講する子供の立場から考えれば、中学受験専門塾のほうが有利といえるでしょう。なお、最近では個別指導塾と呼ばれる塾形態が人気を集めています。
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