PETボトルから、自生する樹脂

2011-09-16

PETボトルから、自生する樹脂は、ペレットという形になるとき、溶融したと見なせないわけではないが、本体のまま成形されるとみるほうが適当だろう。「プラ水平バルブ」は、こうしたプラスチックのマテリアル・リサイクルを促すため特別に設けた、かなり特殊なものだと考えてよい。現実には、塩ビのパイプを再びパイプに戻すくらいしか行われていなかった。実のところこのバルブは、ごく最近になって必要になった。それは、帝人などがPETの「容器」ケミカル・リサイクルを始め、従来のマテリアル・リサイクルとは違う水平リサイクル経路ができたからだ。このケミカル・リサイクルは、いったん材料まで分解するため、むしろ他の材料の水平リサイクルに似ている。しかしエネルギー面では、マテリアル・リサイクルよりも多消費型のように見える。要するに、マテリアル・リサイクルとケミカル・リサイクルの差を表現するのに、このプラ水平バルブが必要になったのである。以上のバルブ四種類を開け閉めすることにより、循環システム内で製品や物質がどう流れるのかがつかめる。循環システムから出て行く製品・物質は、廃棄物として地球に戻るか、別の製品に使う原材料になる。地球に戻るときは、有形ゴミの姿だけでなく、焼却のときに出る二酸化炭素のような気体廃棄物になることもある。