男性には狩猟本能がある

2010-11-05

男性には狩猟本能があります。そして、二〇代から三〇歳前後までの結婚前の男性が相手であれば、じらしのテクニックも時として有効にはたらくでしよう。しかし、四五歳ぐらいを過ぎた男性には、心理をみんな見抜かれます。本当は気かおることも、追いかけさせたいと思っていることもバレてしまいます。そのぐらいの年代なら妻子のいる男も多いし、逆に遊ばれてしまう可能性も大です。私ぐらいの年代でそういう女性に出会うと、「おやおや、バカなことをしているなあ」と思います。裏をかくことさえバカバカしくなるものです。女を追いかけ回して幸せになった男はいないというのが私の持論です。こういう男は、有名な文学作品でもこれでもかというくらい描かれています。「カルメン」のドンーホセにしても、「マノンーレスコー」のグリユーにしても、思い通りにならないヒロインに惚れ込んで追いかけ、さんざん翻弄されたあげくすべてを失うという悲劇の結末を迎えています。でも、本物の男は女性を自分のほうに引き寄せることができるので、自分にろくに好意も示さないような相手を追いかけたりはしません。彼らはそういう場面よりも、愛する女性のために獲物をとるとき、すなわち大きな仕事や課題に取り組むときにこそ狩猟本能を発揮します。女性のほうたって、自分を追いかけることで男性がクタクタになり、仕事で失敗したりするよりも、自分の愛情で元気づけられた男が、はりさって稼いできてくれたほうがずっといいでしょう。