二世帯住宅における主婦の一番の悩みは、「逃げ場」がないということでしょう。それはnLDK様式の一世帯の住まいでさえ感じられるのですから、二世帯住宅で暮らす場合はなおさらです。ことにいま三十代の親は、子ども時代に「自分だけの空間」である子ども部屋を与えられて育ってきていますので、自分だけの個室があるのは当たり前だという意識も強く、その分、ストレスも強く常に気持ちを抑え込んでしまいます。二世帯住宅は、人間関係がより複雑になる分だけ難しく、自分の思うままにいかない苛立ちや、精神的な安定が確保されないと判断した場合、簡単に解消の方向に進む場合が多いのです。
(参考サイト)
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どの家族においても同じ家族はなく、どれだけお互いの家族像を読み取ることができるかが大切であり、そのために私自身、設計には十分な時間をかけてもかけ過ぎることはないと考えています。言い換えれば、お互いの家族の本心を読み取るには、それだけの打ち合わせの回数や時間がかかるということです。その意味では、二世帯住宅こそ、建築家との共同作業が不可欠だと言えるでしょう。親世代、子世代帯ともに、二世帯住宅を選択するということは、良くも悪くも人生の一大選択に値するということを覚えておいてほしいと思います。