FCシステムの定義とは、消費者ニーズに合った商品・サービスを提供することを最終目的として、フランチャイザー(本部)が、フランチャイジー(加盟店)との間で契約を結び、商標やサービスマーク等を使用し、同一のイメージのもとに事業を行い、経営に関する指導と場合によっては、継続的にフランチャイジーに商品やサービスを供給する。これらの対価として、フランチャイジーが加盟金、保証金、ロイヤリティー(本部への定期的納入金)等を支払い、本部と加盟店とが共同して事業を進めるシステムのことである。それぞれのフランチャイザーがフランチャイジーとの健全な関係を保っているかどうかは、加盟希望者自身が詳細に調べる必要がある。両者の健全な関係にはフランチャイザー側の経営倫理が問われてくる。加盟希望者は、フランチャイザーの内容をしっかり吟味することで始めて出発点に立ち、それからは自らの経営努力が問われるわけだ。今回取材した、十六社、二十フランチャイズに限って言えば、加盟店がよりスムーズに店舗経営できるように、本部と加盟店の健全な関係が保たれるように、といったフランチャイザー側の努力の跡が見られた。その最たるものが、フランチャイズの付加価値をいかに高めていくかである。