人生の最後をしめくくるのが葬儀になるわけですが、故人はもうこの世にはいない。けれども結婚式同様、葬儀もやはり、人様にお見せするものだと思うのです。そのために遺影も飾られているわけです。生前、故人が気に入っていた写真を遺影として飾ってあげられたら最高でしょう。でも、現実には、いざ遺影が必要になったときには、なかなかいいのが見つからなくて、ご家族が写真を探すのに苦労することも多いという話をよく耳にします。備えあれば憂いなし。ある程度の年齢になったら、毎年、あらたまって写真を撮るのを習慣にしておくと、いいかもしれません。嫌ですけど。また、死に顔は他人に見せないようにという遺言を遺して亡くなる方もいらっしゃいますが、私は、せっかく最後のお別れに来てくださった方には、棺桶のふたを開けて、死に顔を見せて差し上げてもかまわないと思っています。今生では、それがほんとうに最後のお別れになるのですから。でも、密葬後に催されるお別れ会になると、もはや故人は骨壷に納められていて、お顔を拝見することができません。親しさによりますが、それだけはちょっと寂しい気もします。やはり、生前の思い出話をして遺族を慰めるセレモニーをしたいと思います。
【参考】
快気祝いリポート