花束はちらちらさせないこと

2011-01-11

「お誕生日、おめでとう。もう一度、やり直そう」。TVドラマの予告編のように、それから起こることを君は想像した。彼はニヤニヤしていた。神様は、見捨てていなかった。「何よ。もったいぶらずに、早く言って」「実は、結婚しようと思って」「そんな、急に言われても」。君が、自分のかんちがいに気がついたのは、1秒後だった。「あっ、来た、来た」。入り口から、1人の女の子が照れながら、近づいてきた。「僕のフィアンセ。君に、紹介しようと思って。」君は、泣きたくなった。よりにもよって、誕生日なんかにしてくれなくてもいいのに。いったいどういう神経をしているの?花束は、君のためのモノではなく、フィアンセのためのモノだった。男性はよく覚えておいてほしい。かんちがいするから、花束はちらちらさせないこと。

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