不動産の広告表現は、「宅地建物取引業法」や公正取引委員会の指導により作成された「不動産の表示に関する公正競争規約」によって自主規制されています。この規約は、広告主はもちろん、その広告を制作する広告代理店、新聞社や放送局も守らなければなりません。したがって広告をみると、その業者の信用度もチェックできるわけです。表現の規定は、次のようなものがあります。?物件の所在地は番地まで書く?交通機関は現に利用できるもので、所用時間は発駅、着駅で示す……J匹車の場合は、運行ダイヤによる時間が表示されますが、待ち時間、乗り換え時間は表示されません。また、通勤時には日中より時間が多くかかる路線がありますが、この場合は、「通勤時にはさらにかかります」と表示すればよく、また新線、新駅までの表示は、鉄道会社が表示した新設予定駅、その整備予定時期を明らかにして表示してよいことになっています。ただし、予想所要時間は表示できません。?徒歩時間は80メートルを『一分とする……1分未満の端数は切り上げ表示します。広い団地の場合は、販売する部分の一番近いところを起点としてよいことになっています。こうした事項がすべて盛り込まれているかどうかが第一のチェックポイントになります。また、公正競争規約では細かい用語についても規定しています。たとえば、「近日中に大型スーパー出店予定」というのはやや怪しい表現といえるでしょう。というのは規約では、デパート、スーパーマーケット、商店等の商業施設は、原則として現に利用できるものしか表示できないことになっているからです。ただし、すでに工事中であるとか、開店予定日を明示するなどで、将来、確実に利用できると認められるものに限って表示することができます。この点は、学校、病院、市役所、公会堂などの公共施設も同じ扱いです。学校は近い、遠いに関係なく、その地元の教育委員会で通学区域を定めますから、通学できる学校が表示されます。こうした広告の物件概要は小さい文字で書かれていますが、その一行一行の意味を理解し、すみずみまで読んでおきましょう。
【関連情報】
http://www.sonpi.net/