数学によって学習能力を測ろう

2011-03-07

大学入試においても、数学によって学習能力を測ろうという傾向が強まっているような気がする。これは東大においても同じである。近年の学力低下問題の高まりの中で、数学をどのように解かせるのか。このことに東大をはじめ各優秀な大学は注視していたように思う。一般的に、数学力の鍵は思考力というようにとらえがちである。しかしこの思考力というものは非常に曖昧な概念である。和田秀樹さんがその点においては明快におっしゃっておられる。数学は暗記であると。実は私もそう思っていた。思考というのは多くの知識の組み合わせから生まれるものである。本人が意識しているかどうかは別にして、思いつきのもとは知識であることがほとんどではないだろうか。まったく無から有が生み出されてくるものは、まずない。思考のひな型のようなもの、問題の骨格を数多く知っており、それらを組み合わせることによって、思考というものが構成されてくる。