グルコサミンの働き

2011-09-09

グルコサミンの働きが、二十一世紀の健康管理にいかに大きな役割を果たしてくれるかは、二十一世紀に向けて高齢化社会から超高齢化社会へと急速に変化しつつある日本において、ひざの関節の痛みを訴える中高年層が著しく増加していることを考えても明らかです。ひざが私たちの体の下半身において最も重要な働きをしていることは、今さらくどくどと説明するまでもありませんが、これは人類が二本足で歩くようになったことと深い関係があります。霊長類の原点は、体長が約五〇センチメートルのキツネザルであったと言われています。類人狼が樹木の生活から地上に降りて二本足で歩行をはじめたとき、手を使うことで脳が最も効果的に刺激され、進化が著しく進んだとされています。つまり、二本足で歩くことは頭脳の発育に不可欠の条件だったというのです。ところが、高度の文明社会を実現した現代人は、どんどん歩く機会を失っていきつつあります。歩くことで人間への進化が進んだとすれば、その人間が歩かなくなったとき、いったいどういう状態になっていくのでしょうか。五十年前の日本人は一日平均三五〇〇〇歩くらい歩いていましたが、現在は、その十分の一に当たる三五〇〇歩くらいしか歩いていないと言われています。かつては遠くまで歩くことの多かった農村においてさえ、今は、ほとんど車で用をすませてしまうので、歩くことが非常に少なくなったと言われます。いずれにしても、人間は二本足で歩くことで頭脳の進化を促進してきたのに、歩くことの少なくなった現代人が、今度は足の関節症によるつらい痛みに悩まされることになるとは、実に皮肉な話です。

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